循環器内科
診療科の特徴
これまでの急性心筋梗塞に対する緊急カテや不整脈に対するアブレーションなどの急性期疾患に対する診療はもとより、高齢社会で急増する心不全や多くの合併症を持つ循環器疾患患者に対応するため、3年前よりNs、薬剤師、リハビリ科、栄養科などで心不全チームを結成し、それぞれの患者にガイドライン一辺倒でない、オーダーメイドの生活指導や薬剤管理、栄養管理を行うことにより、個を重視した治療を目標にしています。また、この活動を地域にまで広げ、退院後地域に戻った患者が再入院しないよう、地域の医師だけではなく、訪問看護師やケアマネージャーなど多職種とも連携をとりながら『地域で地域を見守る医療・看護・介護体制』ができればと願っております。それに向け、リハビリは外来心臓リハビリテーションの拡充、薬剤師によるポリファーマシー対策、看護師や医師による高齢者のACPや終末期医療などのありかたなど、各々の職種が今後の目標と方策をたて、課題を解決すべく取り組んでいますが、是非地域の医療職、介護職、看護職からのご意見も頂きながら全体が成長していければと考えており、ご指導やご鞭撻をいただければいいと考えます。
主な対象疾患
循環器疾患について
主に当科で扱う循環器疾患
- 虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)
- 高血圧
- 高血圧性心疾患
- 心不全
- 不整脈
- 弁膜症
- 閉塞性動脈硬化症
- 大動脈瘤
- 大動脈解離
- メタボリックシンドローム
- コレステロール異常症
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
循環器でよく行う検査
- 心臓カテーテル検査
- 心電図
- 心エコー
- 頚動脈エコー
- ホルター心電図
- 運動負荷試験
- 心臓冠動脈造影CT検査
- ABI(血庄、脈波検査)
- ポリソムノグラフィー(PSG)
循環器内科患者様の日常生活注意に関して
- 高血圧の食事
- 抗血小板薬、抗凝固薬をお飲みの患者様へ
- ニトログリセリンの使い方
- 救命処置
- 禁煙外来
- 心臓リハビリテーション
施設・設備紹介
- 日本循環器学会認定循環器専門医研修施設
- シネアンギオ装置
- 心臓CT
- RIシンチグラム
- 心エコー
- トレッドミル負荷心電図
- エルゴメータ負荷心電図
- 経食道エコー
- ポリソムノグラフィー(PSG)
専攻医(後期研修医)募集のご案内
卒後2年間の初期臨床研修終了後、専門学会認定医・専門医を目指す医師を対象に専攻医(後期研修医)を募集いたします。