地域のかかりつけ医の先生方へ

特定機能病院等紹介患者受入加算について

当院では、地域のかかりつけ医の先生方との役割分担を進め、専門的評価・検査・入院治療が必要な患者さんには当院で対応し、病状が安定した患者さんについては地域の先生方へご紹介する体制づくりを進めています。

特定機能病院等紹介患者受入加算は、当院のような地域医療支援病院等から紹介された患者さんを、地域の診療所または許可病床数200床未満の病院で初診として受け入れていただく場合に関係する診療報酬項目です。

当院から地域の先生方へ患者さんをご紹介する際には、通常紹介・逆紹介にあたる文書として、原則として「診療情報提供書(Ⅰ)」を作成し、患者さんの病状、検査結果、治療経過、今後の診療方針などを可能な範囲で整理してお伝えします。

当院からの診療情報提供書の表記について

当院から地域の先生方へお送りする診療情報提供書等には、今後、文書の目的が分かりやすいように、タイトルや欄外表示を整理していきます。

たとえば、通常の紹介・逆紹介であれば「診療情報提供書(Ⅰ)」、セカンドオピニオン目的であれば「診療情報提供書(Ⅱ)」、共同管理を目的とする情報提供であれば「連携強化診療情報提供料に関する情報提供」など、目的に応じて区別できるようにします。

また、文書の欄外に、関連する診療報酬項目を補助的に記載する予定です。

【例】

  • 関連する診療報酬項目:
  • 診療情報提供料(Ⅰ)
  • 特定機能病院等紹介患者受入加算

この欄外表示は、地域の先生方が文書の目的を確認するための補助表示です。算定を保証するものではありません。

実際の算定可否は、紹介先医療機関の種別、施設基準、患者さんの受診状況、初診の扱い、診療録記載、同月の他項目算定状況、最新の告示・通知・疑義解釈等によりご確認ください。

診療情報提供書(Ⅰ)・診療情報提供書(Ⅱ)・連携強化診療情報提供料等との違いについては、以下のページもご確認ください。

診療情報提供書・情報提供料の使い分けについて

この加算の位置づけ

この加算は、当院が算定する項目ではなく、当院から紹介を受けた地域医療機関側で算定対象となり得る項目です。
地域の先生方にとっては、当院から患者さんを受け入れていただく際の診療報酬上の評価となります。
ただし、当院から診療情報提供書を受け取ったすべての患者さんが、本加算の対象になるわけではありません。
算定にあたっては、少なくとも以下の点をご確認ください。

  • 当院からの紹介であること
  • 文書の目的が通常紹介・逆紹介であること
  • 診療情報提供書(Ⅰ)として作成された文書であること
  • 紹介先が診療所または許可病床数200床未満の病院であること
  • 患者さんを初診として受け入れること
  • 最新の告示・通知・疑義解釈上の要件を満たすこと
対象となる主な流れ
  1. 当院で専門的評価・検査・治療を実施
  2. 病状が安定し、地域での継続診療が可能と判断
  3. 当院から地域のかかりつけ医の先生へ診療情報提供書(Ⅰ)を作成
  4. 患者さんが紹介先医療機関を受診
  5. 紹介先医療機関で初診として診療
  6. 要件を満たす場合、紹介先医療機関で本加算の算定を検討
当院から提供する情報

当院から地域の先生方へ紹介する際には、患者さんの状態に応じて、以下の情報を整理して提供します。

  • 診断名・主な病態
  • 当院での検査結果
  • 治療経過
  • 現在の処方内容
  • 今後の診療方針
  • 地域でお願いしたい診療内容
  • 再紹介・再受診が必要となる目安
  • 注意すべき症状や急変時の対応方針
想定される患者さん

たとえば、以下のような患者さんを想定しています。

  • 当院での専門的評価後、地域で継続診療が可能な患者さん
  • 慢性疾患の管理を地域で継続いただく患者さん
  • 入院治療後に病状が安定し、かかりつけ医でのフォローが可能な患者さん
  • 検査・治療方針が整理され、日常管理を地域で行う患者さん

地域の先生方へのお願い

当院からご紹介した患者さんについて、診療継続中に病状変化、再評価の必要性、専門的判断が必要な状況がありましたら、地域医療連携室を通じてご相談ください。

当院では、地域の先生方と連携しながら、必要時には再評価・再紹介・専門外来での確認を行います。

診療情報提供書の種類について

当院からお送りする診療情報提供書等には、通常紹介・逆紹介、セカンドオピニオン、共同管理、心不全再入院予防など、目的の異なる複数の文書があります。

本加算に関係するのは、通常紹介・逆紹介として作成される「診療情報提供書(Ⅰ)」です。

一方で、「診療情報提供書(Ⅱ)」はセカンドオピニオン目的の情報提供に関係する文書であり、通常紹介・逆紹介とは目的が異なります。

また、「連携強化診療情報提供料」に関係する文書は、病院専門医と地域のかかりつけ医が、同じ疾患・診療課題を役割分担して継続管理するための情報提供です。これは、患者さんを初診として受け入れることを評価する本加算とは目的が異なります。

文書の目的や関連項目については、文書タイトルおよび欄外表示をご確認ください。

ご注意

本ページは、地域医療機関の先生方との連携を円滑にするため、当院との連携に関係する診療報酬項目の概要を整理したものです。

欄外に記載する関連項目は、算定を保証するものではありません。

実際の算定可否は、紹介先医療機関の種別、施設基準、患者さんの受診状況、初診の扱い、診療録記載、同月の他項目算定状況等により異なります。

正式な算定判断は、最新の診療報酬点数表、告示、通知、疑義解釈等をご確認ください。

お問い合わせ

患者さんの紹介・逆紹介、診療情報提供、受診調整については、当院地域医療連携室までお問い合わせください。