ソーシャルメディアに関してのお知らせ
昨今、インターネットやスマートフォンの普及により、ソーシャルメディアが重要な情報発信手段として広がっており、神戸掖済会病院(以下、当院)においても、ソーシャルメディアを広報やコミュニケーション手段として利用しています。
ソーシャルメディアは、個人の表現、生活や仕事のための情報収集、そして、コミュニティ形成に非常に有効です。しかしその反面、思わぬトラブルを引き起こし、大きな問題に発展してしまう側面も持っています。よって当院としても、これまで以上にプライバシーや他のコミュニティとの関係について慎重に取り扱う必要があります。あくまで個人の発言であっても、当院や他の医療機関、あるいは医療そのものに関する内容により問題が起こった場合、多くの関係機関への信頼の低下を招く恐れがあります。ソーシャルメディアを利用するにあたっては、この点にも十分に注意する必要があると考えております。
当院では、全職員にソーシャルメディア運用の心構えを周知し、コンプライアンスを徹底するために、ソーシャルメディアを利用に関する事項を個人情報保護規定内に定めました。
ソーシャルメディアとは
インターネット上で個人や企業が情報を発信・共有・拡散し、双方向のコミュニケーションや社会的つながりを可能とするメディアを指します。
(例) 各種インターネット掲示板、X(旧Titter)、ブログ、LINE など
ソーシャルメディア利用に関する基本原則
- 神戸掖済会病院に勤務する職員という立場で、ソーシャルメディア上で発言をする場合、職員の服務や情報の取扱いに関する規程等を遵守する。
- 基本的人権、肖像権、プライバシー権、著作権等に関して十分留意する。
- 発信する情報は正確に記述するとともに、その内容について誤解を生じないよう留意する。
- 一度インターネット上に公開された情報は、完全には削除できないことを理解する。
- 意図する・しないに関わらず、自らが発信した情報により他者を傷つけたり、誤解を生じさせたりした場合には、誠実に対応するとともに、正しく理解されるよう努める。
- 自らが発信した情報に関し攻撃的な反応があった場合は、冷静に対応し議論となることは避ける。
個人の立場でソーシャルメディアを利用する場合
- 誹謗中傷などがあった場合は、自分の判断ですぐに対応せず上司へ相談する。
- 職務に関する内容については、発信の可否も含めて慎重に取り扱う。特に所属組織を明らかにする場合は、その発信が組織の公式見解ではないことが明確に分かる記述を心がける。
- インターネットにおいて、匿名性は必ずしも確保されないことを理解する。
- 業務上必要な場合を除き、休憩時間以外は利用しない。
神戸掖済会病院を代表する立場でソーシャルメディアを利用する場合
- ソーシャルメディアを利用し情報発信する場合は、常に神戸掖済会病院に所属する部署として発言していることを意識する。
- 当院の名を冠するページでの掲載内容については、たとえ個人が特定されない状態でも、プライバシーを侵すリスクがある情報は必ず本人の許可を得て掲載する。
- 医療や業務に関する内容を発言する場合は、病院の公式見解ととらえられないように配慮する。
- インターネットの恒久性を理解し、迷ったときは発言しない。
2024年1月