職場の紹介

私たちの職場は、どの病棟も風通しが良く、コミュニケーションが活発です。

入職後どの病棟に配属されるかはあなたの希望を配慮しながら、相談のうえ決定いたします。
また、あなたの希望、または病院の事情で別の病棟に配属することもありますが、どこに配属されても働きやすい職場であることをお約束いたします。

 

北5階病棟

5階北病棟は、内科・外科・形成外科などを主とした混合病棟です。
内視鏡処置、手術前後の看護、退院指導などの業務の中で糖尿病療養指導士が中心となり糖尿病教室の開催やストーマ患者の自立に向けた支援、乳がん患者の術後ケアなどを行っています。また、同じ障害や症状など、何らかの共通する患者体験が語り合えるような場の提供として患者会も企画しています。他に糖尿病チームが開催する地域住民対象の糖尿病デーでは他職種と協働で運営・活動を行っています。

病棟スタッフは看護師36名、看護補助者2名 病棟クラーク1名、医事課1名
看護体制は固定チームナーシング制です。経験豊富な看護師と若手看護師がお互いを補完しあえるようペアで動き、患者・家族が安心される看護を提供できるよう心がけています。
スタッフが楽しく働け、笑顔の絶えない病棟を目指して日々頑張っています。

南5階病棟

南5階病棟は、令和4年4月に新設された救急・総合診療科の病棟です。
48床の急性期病棟としての役割を担い、救急入院患者の対応に各自のスキルを充分に発揮し全力で取り組んでいます。また感染症(主にCOVID19)患者の受け入れに力を入れており、感染予防対策を実施し臨機応変でスムーズに対応出来るような体制をとっています。

入院時から退院後の生活に向けて、不安を生じないように患者、家族の声に耳を傾け安心・安全な入院生活が送れるよう目指しており、多職種と連携しながらスタッフがお互い尊重できるような人間関係作りを大切にしています。

北6階病棟

6階北病棟は、整形外科、皮膚科、泌尿器科の混合病棟です。骨折や脊椎・関節疾患、類天疱瘡、蜂窩織炎、褥瘡の治療目的の入院が多く、疼痛などの苦痛を抱え、日常生活に支障をきたしながら入院されている方に対し、できるだけ安全・安楽に生活が出来るようにきめ細やかな看護を目指し、スタッフ間で協力しながら看護を行っています。

患者さんの年齢層は小児から100歳代の高齢者と様々であり、ほぼ毎日手術が行われており、周手術期の急性期看護から在宅復帰に向けた退院支援まで幅広い看護を学ぶことができます。当病棟スタッフは子育てをしながら仕事と家庭を両立している看護師や男性看護師も多数在籍しています。新人看護師は先輩看護師が指導のもと日々勉強しながら患者さんやスタッフから信頼される看護師を目指し毎日頑張っています。

南6階病棟

当病棟は眼科の手術を目的とした患者さんがメインに入院してこられる病棟です。
手術当日に入院される患者さんが多いため、手術前点眼の処置などで看護師はバタバタとしていますが、翌日には患者さん一人一人に合わせた点眼指導を手技獲得できるまで丁寧に行なっています。

また、この2月までは地域包括病棟だったため、緊急入院してこられた患者さんに対して安心して療養してもらえるような環境を整え、今までの経験を活かして地域や院内の多職種と連携して退院に向けた支援を積極的に行なっています。
病棟スローガンの「患者ファースト」で、スタッフ一同取り組んでいます。

北7階病棟

7階北病棟は、脳外科を主とした急性期病棟です。脳卒中、外傷、てんかんなどの救急疾患の他、脳腫瘍、脊椎脊髄疾患、水頭症などの患者さんが入院されています。
手術や検査を受ける患者さんへの看護、身体機能回復への援助、日常生活機能が低下した患者さんへのケアをスタッフが協力し合って、安全・安心な看護の提供に努めています。
入院後は1日でも早い回復を願い、援助できるように多職種との関わりを深く持ち情報共有を行うために週1回脳外科カンファレンスを実施しています。
一人一人にあった支援や、患者さんと家族の希望に添える退院支援ができるようにチームで取り組んでいます。

脳の疾患で重症な方も多い病棟ですが、寝たきりだった患者さんが車椅子に乗り、歩行まで出来るようになるなど、喜びも多く得られます。
新人看護師から先輩看護師、看護補助者までスタッフ同士が協力し合いながら明るく笑顔の多い、活気のある病棟です。

南7階病棟

7階南病棟は、主に循環器疾患の患者さんが入院されます。
超高齢社会を迎えている日本において心臓疾患の患者さんは増加の一途をたどっています。
少なくとも2035年までは心不全の患者は増え続け130万人にのぼると言われています。
心疾患は日常生活に置いて心不全を予防し、治療することが重要です。
私たちは患者さんの人生観や価値観・希望を伺いながら、入院中だけでなく退院後も療養行動が来れるように、多職種や地域の医療機関・介護福祉の関係機関と連携します。

また慢性期だけではなく急性期の患者に適切な看護が提供できるように勉強会を開催したり研修に参加しながら学習を積み重ね、「気付く力」を養っています。「自分の家族が入院したいと思える環境・看護が提供できる病棟作り」をスローガンに患者さんに寄り添いながら最善の看護を考えて提供することが出来るように日々精進しています  

 

ICU

ICUは近隣地域から救急搬送された重症患者(脳卒中、心筋梗塞、肺炎など)や、手術後・緊急カテーテル後など。
また、病棟からも病状が急変し重症化した患者など様々な診療科から集中的な呼吸・循環管理と治療、クリティカルケアが必要であると判断された患者が入室されます。

ICUは8名入室可能であり、日勤、夜勤を通して2:1看護が行われています。スタッフは約25名おり、そのうち集中ケア認定看護師が1名在籍しています。
人工呼吸器、体外補助循環、低体温療法など様々な特殊機器を使用した治療も行われていますが、1日でも早くICUから一般病棟へ退室できるよう多職種と連携を図りながら患者に必要な看護を提供しています。

また、認定看護師やベテランスタッフが中心となり「早期離床リハビリ」「家族ケア」また最新の「ガイドライン」情報をアップデートできるようスタッフ内でチームを作り、日々クリティカルケアに必要な情報共有が出来る取り組みを行っています。

外来

2階外来は、診察や検査、治療が安全に受けていただけるよう、来院される患者さん、ご家族、付き添いの方に伴走するような気持ちで日々看護しています。
また、皮膚・排泄ケア認定看護師、日本糖尿病療養指導士が在籍し専門的なケアを実践しています。他のスタッフも各自が強みを活かし、ピンクリボンアドバイザー、弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター、骨粗鬆症マネージャー、救命救急関連資格の取得や学習に励み、最新の治療や看護に関する自己研鑽を行っています。

新型コロナ肺炎の蔓延以前は、通常の診療以外に病棟や多職種と協力して、あじさいの会(乳がん)、たんぽぽの会(ストーマ保有者)、糖尿病デーイベントも開催してきました。
今後も地域の中核病院の外来として、住み慣れた地域で継続して療養生活ができるよう、医師、看護助手、クラーク、他職種と協働し、支援を行っていきたいと思っています。

放射線・救急室

放射線・救急室は、救急室・放射線科・内視鏡室の3つの部署を担当しています。
救急室では、救急対応が必要な患者さんの受け入れを24時間行っています。救急搬送件数は年々増加傾向にあり、さまざまな病態の患者さんを受け入れています。また、この地域は高齢化率が高く、救急受診された時から帰宅後・退院後の生活を見据えた関わりが必要なことが多くなっています。そのため、病棟や地域との連携がとても重要であると感じています。

放射線科・内視鏡室では、シミュレーションや勉強会、物品管理の見直しなどを定期的に行い、予定の検査・治療に加えて緊急検査にも迅速に対応できる体制を整えています。
当部署には、救急看護認定看護師・消化器内視鏡技師・呼吸療法士が在籍しており、それぞれの強みを活かしながら、質の高い看護が提供できるように研鑽しています。患者さんや家族の方々の苦痛や不安を軽減し、適切な治療を受けることができるように、臨床判断能力・アセスメント能力・看護技術能力を高めるように心がけています。

手術室

手術室5室(うちバイオクリーンルーム1室)
年間手術件数約3,000件、時間外、夜間、祝祭日、土日曜日の緊急手術にも24時間体制で迅速対応しています。
手術室では、『安全で安心できる周手術期看護が実践出来る』を目標に挙げています。
手術中の看護はもちろん、術中の看護を術前・術後に繋げて行けるような取り組みとして、術前・術後訪問を行い病棟や他部署との連携を取り合い継続した看護を提供できるようにしています。

また、スタッフ教育に力を入れており、自部署での勉強会では、麻酔科や各診療科の医師に講師を依頼したり、積極的に院外の研修に参加したりして自己研鑽に励んでいます。
新人教育では、半年間実地指導者がマンツーマンで指導し、必すペアで看護を行っています。
手術終了後は指導者との振り返りの時間を取り、日々の経験を整理できるようにしています。
ハイリスク患者の手術や緊急手術のスムーズな受け入れなど、忙しい手術室ですが、スタッフは明るく、医師やコメディカルとのコミュニケーションもよく取れており、とても雰囲気のよい職場です。
手術室看護の質の向上をめざしスタッフ一丸となって協力し合い頑張っています

感染管理室

感染制御チーム(ICT)は、医師2名、感染管理特定認定看護師1名、看護師2名、検査技師2名、薬剤師1名、事務員1名で構成され、感染対策の実働部隊として病院に関わるすべて人の医療関連感染防止に取り組んでいます。
ICTの下部に感染リンクスタッフ会(リンクコ・メディカル会とリンクナース会)を設置し、ICTと共に各部署の感染対策を行っています。
また、抗菌薬適正使用支援チーム(AST)をICT内に設置し、各病棟担当薬剤師と連携しながら、抗菌薬適正使用の評価や相談を行っています。

昨年度は、感染リンクナース会が主となり、院内感染対策マニュアルすべてをリニューアルしました。手指衛生サーベイランスも開始し、院内感染対策を強化しています。
この他に厚労省院内感染対策サーベンランス事業(JANS)に登録し、院内感染の低減に努めています。
これらの諮問機関である院内感染対策委員会(ICC)では、主要メンバーで構成され、感染対策や方針を決定し、院内全体で感染対策を行う基盤としています。

医療安全管理室

神戸掖済会病院では、安全な環境の下で患者さんが安心して治療を受けていただけるよう、全ての部門の全ての職員が連携し協働して医療安全対策を推進しています。
各部署から選出された医療安全リンクスタッフ会メンバーが中心となって自部署のインシデント事例を検証したり、対策を検討したり、実践を周知・確認したりしています。
また、医療安全管理委員会では重大インシデントやアクシデントを報告し、特に重要な事例については全部門で情報を共有し、病院としての再発防止策を検討しています。

医療安全対策においては、日々の業務や環境に潜むちょっとした異変に対して、敏感であることがとても大切です。
職員一人ひとりが「あれ?なにかおかしいな」と感じた時に、声に出して情報を共有することや原因を追求する習慣を身につけることで、重大なインシデントを防ぐことが出来ます。
リスクセンスを磨いて、すべての人々に安全な医療サービスを提供できるように努めています。

入退院支援室

急性期病院として入退院支援室の役割も年々変化をし、当院の役割も、令和6年3月1日より急性期の患者さんを受け入れる病床数も増えている状況です。
高齢者の急性期患者さんは、病状も不安定なため入院初日より患者さんを取り巻く環境を早期に把握し、積極的に退院支援に取り組んでいます

患者さん・ご家族さんからは「元通りにならないと家に帰れない、退院後も必要な介護が自分たちだけで行えるだろうか、もう少し入院していたら動けるようになるのではないか」といった切実な声も聞かれています。
また、独居や高齢者世帯での老老介護、キーパーソンとのコミュニケーションがとりにくいといった社会背景を抱える世帯が増加している為、様々な問題に対して退院調整を行っている現状です。

当院では、各病棟に社会福祉士(MSW)と退院調整看護師を配置し院内外の関連職種の連携・協働を推進しています。
急性期での治療が終了すれば、回復期・地域包括・療養型病院への転院調整、退院後の生活を視野に入れた患者情報の提供や、在宅で利用可能な医療・福祉サービスとのスムーズな連携を目指して、患者さん、家族のニーズを基盤とした退院調整の向上に取り組んでいます。全職種が、退院支援計画を基本責務として認識してチーム医療を実践し取り組んでいます。