治療実績

整形外科・リウマチ科

治療実績

外来での治療

整形外科受診の外来患者さんは年間延べ24,183名で、内、新患1,724名の来院があります。
 

来院された患者さんには、問診・理学所見・検査を行い、正確な診断を心掛けています。緊急を要する疾患以外は、まず保存的治療を優先します。例えば、腰痛や根性痛を有する患者様には、薬物療法、物理療法(温熱・牽引療法など)、理学療法(腰痛体操・運動療法など)、安静、局所注射、硬膜外ブロック、神経根ブロックなどを行います。これら全てに効果が無いか、直ぐに再発する場合には初めて手術を考えます。

また、変形性膝関節症の患者様の治療も、まず、薬物療法、物理療法(温熱療法など)、理学療法(大腿四頭節訓練など)、ヒアルロン酸関節内注射を行い、効果が無い時に高位脛骨骨切術や人工膝関節置換術等の手術を考えます。

このように手術適応は十分に検討し、慎重に決定しています。

代表的な手術

人工関節置換術

変形性股関節症、変形性膝関節症、関節リウマチに対する人工股関節・人工膝関節置換術の手術は年間約50~60例行っています。これらの症例には輸血によるB型・C型肝炎やHIV感染などの感染症を回避するため術前に外来で800~1,200mlの自己血を予め採血しておき、手術で出血した際に元に戻す自己血輸血を行っています。関節リウマチの患者様には、変形した肘関節、肩関節、手関節、手指・足趾の関節にも人工関節置換術を行うこともあります。

人工関節以外の手術
  • 手関節病変に対する関節形成術、手指腱断裂に対する手術、足部変形に対する手術、関節固定、滑膜切除なども行っています。
  • 膝の半月板損傷・靱帯損傷・棚障害・関節ねずみ・滑膜切除等の関節鏡視下手術も行っています。
  • 五十肩と言われる中にかなり含まれる腱板断裂や反復性脱臼の関節鏡視下手術も行っています。
  • 腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊椎管狭窄症に対する除圧術・椎間固定術や頸椎症性脊髄症に対する椎弓形成術も行っています。
  • 手根管症候群、肘部管症候群など神経に対する手術も行っています。
  • 手指の伸筋腱断裂・屈筋腱断裂やアキレス腱断裂の手術も行っています。
  • ばね指、デュケルバン氏病などの腱鞘炎の手術も行っています。

骨折の手術は1年間で350例以上行っています。手術は出来るだけ早く行い、早期の社会復帰を目指しています。近年、高齢化に伴い大腿骨頸部骨折は急増しております。
当院でも、大腿骨頸部骨折の手術は年間100例を越えています。高齢者の方は、予備能が低下されており、すぐに併発症を起こし、廃用性症候群や寝た切りの状態になってしまいます。これらを防止する為、早期手術・早期離床・早期リハビリテーションを心掛けています。これらの大腿骨頸部骨折の患者様の中で、合併症などで術後の後療法が遅れ、早期に自宅や施設に帰れない場合には「地域連携パス」により、自宅近くの医療機関で連携プログラムに沿って引き続きリハビリテーションが受けられるようにネットワークを組んでいます。

腫瘍・成長疾患・脊椎疾患などで高度な専門性が必要と判断された場合には、大学病院等の専門医療機関を紹介しております。

実施していない検査・治療

検査 誘発電位検査 サーモグラフィー
治療 悪性腫瘍 脊髄損傷 脊髄腫瘍
緊急手術を必要とする脊椎・脊髄疾患
マイクロサージェリー

これらの検査・治療が必要な患者さんには大学病院等の専門医療機関を紹介しています。

平成26年度 整形外科治療実績

外来 入院 救急車 その他
整形外科
22,292
14,740
201
149

損傷別手術件数

骨折 開放 7 偽関節 7
皮下 291 再接着 0
抜釘 85 関節形成 14
軟部 皮弁形成 0 人工骨頭 50
筋・腱・靭帯 47 関節鏡 17
神経・血管 8 THR 20
創処置・デブリ 16 TKR 39
脊椎 7 脱臼整復 12
切断・断端形成 11 骨延長 0
腫瘍 8 その他 21
660

部位別手術件数

14 下腿 45
上腕 38 足関節 37
12 35
前腕 72 骨盤 0
80 脊椎 7
56 体幹・背部 42
大腿 159 頭部・顔面 1
70    
668

麻酔別件数(手術室施行分)

全身麻酔 385 硬膜外 5
全身静脈 1 伝達麻酔 6
腰椎麻酔 150 局所麻酔 101
648