診療科紹介

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循環器内科

《特徴》

当院は神戸市垂水区の中核病院として機能しており、循環器内科は40床、ICU6床(外科や脳神経外科などと共同使用)です。中核病院であるため、急性冠症候群や急性心不全など循環器救急疾患が集まります。また1次、2次救急が中心でありCommon Diseaseと言われるような疾患(症候)が多い事が特徴です。更に虚血性心疾患や不整脈に対するカテーテル治療、心臓リハビリテーションにも力を入れており、急性期はもちろん慢性期におよぶ管理も行っています。最近は心臓MRIや心臓核医学検査に新たな機器が導入され、循環器疾患に対してより詳細な病態把握に努めています。

《スタッフ紹介》

  • 藤 久和     部長(昭和62年卒)
  • 半田 充輝   医長(平成12年卒)
  • 小谷 健    医員(平成17年卒)
  • 中ノ瀬 晃一  医員(平成21年卒)
  • 林 済亨     医員(平成24年卒)

《指導医からのメッセージ》

医学生の皆さんへ。これまでの大学の病院実習を思い出してください。授業で習った知識だけでは臨床はできません。また大学病院やハイボリュームセンターに勤めたからといって必ずしも色々な手技や知識がつくわけではありません。日々リアルワールドで臨床に追われている病院にこそ、現実に即した臨床上の手技や知識の必要性が生まれ、学ぶべきことが次々と発生してきます。当院のような地域に根差した病院は、医師の数も充実しているわけではありませんが、その分各々の医師が果たす役割を発揮しなければまわっていかないのが現実です。その中で考え、磨かれてこそ手技や知識が自分のものとなっていきます。循環器内科では、循環器疾患にこだわらず、我々の同朋として活躍することができる、戦力として一人前の医師を早期に育て上げることに重点を置き、そのことが研修医の先生にとっても、将来の私たちにとっても意義のある事だと考えています。(藤久和)

《研修方針、研修内容》

当科ではなるべく研修医の希望に沿い、重点の置きたい内容(侵襲的な手技や心エコー、病態生理など)を中心に研修できるように臨機応変に対応しています。その中でも最低限身に付けてもらいたい項目は非侵襲的な検査の解釈です。特に心電図や心エコー所見に対しては適宜講義を交えながら、結果の解釈について理解を深めてもらっています。また救急対応や担当患者の治療方針については、指導医の下、主治医として積極的に関わってもらい、実践力、臨床的なセンスが身に付くよう、症候や病態生理から理論的に考察するように指導しています。緊急カテーテルや救急対応があり忙しいこともありますが、実りある充実した期間を過ごせると思います。

良く学び、よく遊びましょう!!

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内科

《特徴》

消化器領域では食道、胃、大腸癌の早期発見と内視鏡治療を主として行っております。消化器癌は早期に発見し治療すれば治る可能性の高い病気で早期発見に威力を発揮するのは内視鏡です。早期に発見された癌は開腹することなく内視鏡的に切除することが可能な場合があります。

またヘリコバクターピロリ菌は、胃十二指腸潰瘍の原因の一つとして重要な役割を果たすことが明らかにされており、更には胃癌発生への関与も推定されています。感染の有無は、内視鏡で胃の組織を採取しピロリ菌を顕微鏡で探す方法や菌の培養、尿素呼気試験で診断します。内視鏡検査においては出来るだけ苦痛を取り除くために経鼻内視鏡や鎮静剤を用いたセデーションもできるだけ行うようにしております。  

胃ESDの一例

大腸ESDの一例

卒後臨床研修に関して、病院全体でよりよい研修ができるよう努力しております。初期研修2年間で医療全体の基礎を固めるとともに、救急医療の実践をつかめるように指導します。後期研修では消化器疾患全般について消化器・肝臓、膵胆道系の各領域にわたり、上級医の指導のもと豊富な症例を経験することが可能です。内視鏡治療については、上部消化管内視鏡は初期研修で習得し、後期研修以降は下部消化管内視鏡検査・消化管止血術・大腸ポリープ切除術・内視鏡的膵胆管造影(ERCP)を基本とした乳頭切開術(EST)・総胆管結石除去術・胆道ドレナージ術まで習得してもらうことを目標としています。

当院は他科との垣根も低く、スタッフ間のチームワークが良好であり、一致団結して検査・治療に望むのも当科の特徴であり、誠意と熱意のある消化器内科志望の医師を広く求めています。

《内視鏡検査/治療実績(2015年)》

上部消化管内視鏡検査 2,154件
下部消化管内視鏡検査 891件
胃 ESD 14件
大腸 ESD 12件
ポリペクトミー/EMR 312件
止血術 38件
異物除去 4件
胃瘻造設(PEG) 35件
胆道系内視鏡検査/処置 143件

《スタッフ紹介》

院長1名・部長2名・医長6名
専門分野
島津 敬 院長(昭和49年卒) 一般内科・循環器内科
林 秀幸 部長(昭和62年卒) 消化器内科
山口 博也 部長(平成元年卒) 消化器内科
川添 智太郎 医長(平成12年卒) 消化器内科
近藤 天韻 医長(平成14年卒) 腎臓内科
深水 英昭 医長(平成14年卒) 糖尿病内科
小川 雄史 医長(平成16年卒) 消化器内科
橋本 学 医長(平成17年卒) 消化器内科

ぜひ、当院にお越し下さい!

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外科

《特徴》

当科の年間手術件数は約550件で,そのうち約400件が全身麻酔下手術です。癌症例としては胃・大腸・肝胆膵癌といった消化器癌、乳がんや甲状腺癌などの内分泌癌を扱っています。癌診療では、診断から初期治療、化学療法、緩和医療まで一貫して行うのが当科の特徴です。また下肢静脈瘤・慢性閉塞性動脈硬化症などの末梢血管外科の症例もコンスタントにあります。日常生活に負担の少ない日帰り手術から、下肢バイパス手術まで幅広く扱っています。さらに腹部ヘルニアや痔核、気胸などの良性疾患、急性腹症の症例もあります。平成27年度は緊急手術症例が年間84例ありました。癌のMajor Surgeryに加えて、血管外科症例、虫垂炎やヘルニアといったcommon diseaseまで幅広く経験できるのが当科の特徴です。

《スタッフ紹介》

  専門分野 趣味
安田 青児(昭和30年卒) 下部消化管 絵画鑑賞、散歩
大鶴 実(昭和50年卒) 乳腺・甲状腺 テニス、山登り
川崎 靖仁(昭和58年卒) 下部消化管 神社仏閣巡り、卓球
東野 健(昭和59年卒) 肝胆膵 サッカー、フットサル
篠崎 幸司(昭和61年卒) 血管外科 ゴルフ、軽音楽
石井 孝明(平成8年卒) 上部消化管 自転車、山登り
片山 智博(平成20年卒) 一般外科 釣り、サーフィン
大久保 悠祐(平成21年卒) 一般外科 ラグビー、相撲

《研修内容》

研修医1年目の研修では基本的な手技(糸結び、各種縫合法、手術器具の使い方習得、切開排膿など)に加えて、中心静脈穿刺や胸腔穿刺、気管切開といった実践的な手技も行います。また担当症例については、上級医とともに問診から手術、術後管理までの流れを学びます。またカンファレンスで担当患者のプレゼンテーションを行います。患者の元に足を運んでじっくりと話を聞き、抱える病に寄り添うことが最も大切です。

外科を2年目で選択した研修医は,救急外科症例・良性疾患症例を中心に、様々な手術や処置を経験します。研修医の数が少ないので、本人の熱意と鍛錬次第で症例数が増えていきます。3か月ほどローテートした頃には、執刀医の立ち位置にいるかもしれません。(参考:ある前期研修医の2年次執刀数40例 ラパ胆6例 虫垂炎8例他)

外科はより直接患者の命に関わります。夜間休日に呼び出しがあるときもあります。それでも外科医を志したいと感じた方、是非来て下さい。外科はチーム医療ですので治療方針で悩んだ時、プライベートでうまくいかない時でも、個性豊かなスタッフが支えます。

皆さんを心から待っています!!

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整形外科

《特徴》

当院では、外傷・リウマチ・関節外科・脊髄外科など、あらゆる整形外科の手術を行っております。特に専門性の高い腫瘍や成長関連疾患などは、大阪大学医学部整形外科や近隣の専門病院と連携を取っております。

年間手術件数は約600例で、外傷・骨折関連の手術が多いですが、人工関節・関節鏡手術・脊椎外科の手術なども多数行っています。一般的にイメージされる整形外科疾患の手術に対応しており、GENERAL整形外科医になるには最適な病院です。将来的に専門性を高めるためにも、この一般整形外科の知識がとても役に立つと思われます。

《スタッフ紹介》

藤本 眞弘(昭和56年卒 日本整形外科学会専門医 日本リウマチ学会専門医
日本リハビリテーション学会臨床認定医
町田 明敏(平成8年卒 日本整形外科学会専門医 日本リハビリテーション学会臨床認定
日本体育協会スポーツドクター
木澤 卓嗣(平成12年卒) 日本整形外科学会専門医 日本リウマチ学会専門医
日本体育協会スポーツドクター
小橋 潤己(平成12年卒) 日本整形外科学会専門医
尾崎 卓郎(平成16年卒) 日本整形外科学会専門医
洪 洋熹(平成18年卒) 日本整形外科学会専門医 日本体育協会スポーツドクター

《研修内容》

1年目は希望により1~2か月間研修してもらいます。2年目は整形外科研修の希望があれば、期間は自由ですが最大9ヶ月間、可能な限り多くの手術や診療に携わってもらいます。

外来診療では指導医の診察・治療・患者さんへの説明などを見学してもらいます。また、創処置、関節内注射、ギプス固定などの手技を習得します。救急患者に対しては指導医と一緒に診察して骨折・脱臼の整復固定などの初期治療を研修し、緊急手術や入院の必要性を判断する能力を養います。手術には1年目は助手として参加して、抜釘や創縫合などの基本的な手技を体験します。2年目は指導医の元で、骨折などの多くの手術を術者として経験してもらいます。毎週火曜日には回診、カンファレンスに参加して症例の提示、治療方針の決定などに関わってもらいます。

将来、整形外科を目指される先生で、希望があれば初期研修2年目に後期研修医と同等の研修を受けて頂きます(習熟度に応じて外来診療、病棟主治医、手術執刀医など)。初期研修終了後、継続して後期研修医として勤務して頂くことも大歓迎です。大阪大学整形外科に入局してもしなくても、後期研修は可能です。

我が国は超高齢化社会に突入し、整形外科疾患を抱える患者さんは益々増加しています。また、NHKの総合診療医ドクターGで扱われる症例には、手足のしびれ、脱力、腰背部痛を訴える患者さんが少なくなく、整形外科疾患・リウマチ疾患が鑑別診断として上がることも度々あります。長い医師生活で整形外科研修が役に立つ時がきっと来るでしょう。

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脳神経外科

《特徴》

  • 脳神経外科で扱う救急疾患のほぼすべてが経験でき、かつ治療できます。
  • 神戸市の中でも脳疾患の救急車受け入れ数は上位ランクです。
  • 開頭手術はもちろん血栓回収術やコイル塞栓術などの血管内治療も行っています。
  • スタッフは脳神経外科専門医のほか脳神経血管内治療専門医、脊椎脊髄認定医、神経内視鏡認定医などのサブスペシャリティを有しており、幅広く学ぶことができます。
  • 出身大学は問いません。特定の大学には属しておりません。
  • 前期研修後は特定の大学に属さずに専門医の取得ならびに当院のスタッフになれます。
  • 専門医取得のための後期研修プログラムは神戸市立医療センター中央市民病院を基幹病院とするプログラムに属しています。
  • 多くの症例を経験して早く1人前になりたい先生にはうってつけです。

《スタッフより》

野垣 秀和(昭和51年卒) work-life balanceをとって早く脳神経外科医として自立できるようサポートします。
中嶋 千也(平成 6年卒) メリハリをつけて楽しく仕事をしましょう!
富永 貴志(平成10年卒) 安心してください。一から指導します。
岡本 薫学(平成19年卒) 一緒に頑張りましょう!
駒井 崇紀(平成23年卒) 新しい脳外科がここにはあります!是非一緒に。

《研修内容など》

  • 1年目では1~3ヶ月間、2年目では最大9ヶ月研修可能です。
  • 症例検討会は毎朝、手術カンファレンスとジャーナルクラブは週1回行っています。
  • 学会発表や論文作成などの指導も行います。

現在ローテート中の初期研修医より

研修医が習得すべきCVカテーテルなどの基本手技から脳血管造影検査などの専門手技まで数多く経験でき、指導医の先生から実践形式で指導してもらえるため習得までの時間が短いですよ!(S医師)

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麻酔科・救急科

《特徴》

当院の年間手術件数は約2,000件で、そのうち約1,000件が麻酔科管理です。外科・整形外科・脳神経外科・産婦人科の手術が多く、そのほとんどが全身麻酔です。朝から晩までかかるような長時間手術は少なく、2~3時間で終わる手術が日勤帯に数多くあるのが当院の特徴です。また、昼間に救急外来で1日数件、救急患者の診察にあたります。診断がつき次第適切な診療科に治療を引き継ぎますが、どの科が診るべきか定かでない、いわゆる狭間疾患はそのまま救急科で入院主治医となります。

《スタッフ紹介》

馬屋原 拓(平成11年卒 明るく楽しい職場です!
福岡 良祐(平成15年卒) 未経験者大歓迎!
西山 淳二(平成15年卒) 正社員への道あり!

《研修内容》

手術室では、マスク換気、気管挿管、末梢静脈路確保、中心静脈カテーテル挿入(おもに超音波ガイド下)、動脈ライン挿入、腰椎穿刺など、1年目で一通りの手技を研修、習得できます。初期研修医には(嫌でなければ)できるだけ手技の多い症例を担当してもらいます。また、救急患者が来院したら救急外来に赴き、指導医とともに診察にあたります。

2年目の再ローテートも大歓迎です。再ローテートでは本人の希望により手術麻酔だけ、もしくは救急業務だけの研修もOKです。手術麻酔では希望があれば硬膜外麻酔、末梢神経ブロックなども含め、すべての麻酔手技を納得のいくまで極めてもらいます。救急業務では、1年目と違い指導医とともに入院主治医として患者を受けもちます。

麻酔科・救急科ローテート中は、平日昼間はやや忙しいですが、夜間休日の呼び出しは(強い希望がない限り)ありません。麻酔科・救急科ではオン・オフのメリハリのきいた研修ができます。

手術室と救急外来で皆さんを待ってます!

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小児科

《特徴》

小児科は年間外来患者数約5,000名(時間内受診)、入院件数一般病棟約400件、新生児病棟約150件です。診療疾患は呼吸器感染症が大半を占め、次いで胃腸炎、川崎病などが続きます。Common diseaseが主ですが、その中に膠原病や血液・腫瘍性疾患などが紛れていることもままあり、兵庫県立こども病院、神戸大学病院と連携を取って、必要に応じ搬送・紹介をしています。当院は正期産分娩を扱っており、年間分娩件数約400件、正常新生児の管理と共に軽症の呼吸障害や初期嘔吐などの入院管理を行っています。

《スタッフ紹介》

  • 村上 龍助(昭和45年卒)
  • 山岡 利佳(平成元年卒)
  • 山内 裕美子(平成16年卒)
  • 松尾 希世美(平成17年卒)

《研修内容》

小児科研修では、手技として新生児・小児の採血、末梢静脈路確保、腰椎穿刺を経験します。また、一般病棟では主治医として入院症例を担当し、併診の指導医とともに診療にあたります。到達度に応じ、徐々に保護者の方への疾患、方針の説明も研修医の先生に行ってもらいます。また、周産期医療に関しては、新生児蘇生や分娩直後に必要なケア、新生児期の管理について経験できます。

研修医の先生が将来プライマリケアに進めば小児の診察は必須ですし、外科系の診療科であれば創部縫合等が必要なお子さんを診察する機会が必ずあります。また、突然お産に立ち会わなければいけなくなった!なんていうことも、長い医師人生の中ではありうることです。小児科希望の方はもちろん、他科志望の先生も、初期研修で色々な診療科を経験できる2年のうちに、赤ちゃん・こどもさんたちと接する期間を持ってみてはいかがでしょうか。

アンパンマンやプーさんがいる、
明るい外来・病棟で皆さんをお待ちしています!

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皮膚科

《特徴》

皮膚は内外の影響を受けて鋭敏に反応し様々な病変を呈します。いろいろな疾患や治療に関係し皮膚症状が出ることもあるため各診療科(地域の開業医先生(内科外科皮膚科・・)や皮膚科のない病院の先生方)より多くのご相談をいただき、正確な診断に基づく治療の提供ができるよう心がけています。

《スタッフ紹介》

  • 佐々木 祥人 (平成11年卒)
  • 三木 康子(平成25年卒、平成26年度当院研修医)

非常勤医師:神戸大学医学部皮膚科学教室より週2日、外来診療を担当して頂いています。

《研修内容》

皮膚科を将来選択する人だけのためではなく、他の科で仕事をする際に当院の皮膚科で研修を行ったことが少しでも役立つような研修内容にしたいと考えています。研修期間に応じて以下の目標設定で研修医の先生とともに勉強を行っています。

皮膚科研修目標(1か月)
  1. 病態を分類しよう。
  2. 真菌顕鏡を覚えよう。
  3. ステロイドのランクを覚えよう。
  4. ステロイドの副作用を覚えよう。
  5. 手術・皮膚生検(単純切除)の方法および部位による違いなどを覚えよう。
  6. 簡単な皮膚病理を覚えよう。
  7. 学会や研究会に出てみよう。
皮膚科研修目標(2か月)

上記+

  1. 簡単な皮膚病名を覚えよう。
  2. 皮膚エコーをしてみよう。
  3. 英語論文を読んでみよう。
皮膚科研修(3か月目)

上記+

  1. 診断を行ってみよう。
  2. 爪処置、光線療法などを行ってみよう。
  3. 症例があれば学会(研究会での発表)をしてみよう。

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泌尿器科

《特徴》

現在、泌尿器科領域の治療は、前立腺癌に対するロボット支援下手術に代表されるように鏡視下手術が増加し、開放手術が減少しています。そのため、マンパワー、手術器具、設備の充実している基幹病院のセンター化が起こり、そこへの紹介が多くなっています。当院では泌尿器癌の早期診断と高齢者などの排尿障害、尿路感染症、腎不全、透析治療などに対する診断治療が主となっています。

《スタッフ紹介》

  • 泌尿器科部長 宮﨑 治郎(昭和59年卒)
  • 泌尿器科部長 稲葉 洋子(昭和61年卒)

《研修内容》

初期研修2年目に希望される研修医の先生が当科をローテートすることになります。泌尿科患者の診察、検査(エコー・膀胱鏡検査)、小手術(陰嚢水腫、包茎の根治術等)、透析患者の管理等を研修して頂きます。また、前立腺癌、腎臓癌に対するロボット支援下手術、腎移植術など当院では経験できない手術に関しては神戸大学医学部附属病院で見学して頂きます。過去、当院から2名の泌尿器科医が誕生しています(現在、福岡大学病院勤務・神戸大学病院勤務)。

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眼科

《特徴》

眼科は眼球と眼窩付属器を取り扱う特殊な診療科ですが、その中でも眼瞼眼形成、眼窩部や涙道疾患、斜視弱視診療、角膜疾患、白内障屈折矯正、緑内障、ブドウ膜関連疾患、網膜硝子体疾患、神経眼科と専門性が細分化されています。多くの専門分野で外科的治療を必要としますが、ブドウ膜関連疾患並びに神経眼科では内科・脳外科など全身との関連性が強いことも特色で、内科的治療が必要となります。

当院では主に眼科全般の診療を行っており一日の外来患者数は延べ100人、午後は術前検査や視野検査など予約検査を行っています。年間手術件数は800件を超え特に多くの白内障手術症例を執刀しており、また網膜硝子体手術にも力を入れています。網膜剥離などの対応可能な緊急疾患は当日の緊急手術を行います。その他に症例数が多い眼瞼手術、緑内障手術も当院で行っています。斜視手術、眼窩部手術、角膜手術は適宜大学病院や近隣施設に紹介しています。

《研修内容》

細隙灯顕微鏡の使用方法、眼圧の測定、各種検査機器の使用方法などの実践的な指導を行います。外来診療を担当出来るようになるまでにはそれなりの時間を要しますが、入院白内障患者の術前術後の診察からスタートし、網膜硝子体疾患の術後診察、緑内障の術後診察や眼圧管理についての指導を行って行きます。研修の進行具合によりますが、初期研修では霰粒腫や翼状片などの外眼部手術や白内障手術の指導も行います。また、豚眼を用いた白内障手術研修を定期的に設けています。

《スタッフ紹介》

周 允元(平成14年卒 眼科一般、網膜硝子体、白内障
八木 順子(平成13年卒) 眼科一般、角膜、感染症
木村 剛(平成25年卒) 眼窩一般、緑内障、白内障

《スタッフの一言》

全身を診る機会に乏しい眼科はともすれば敬遠されがちな診療科かもしれませんがライフワークバランスに優れ、女性でも働きやすい診療科です。勿論外科診療を志す男性にもお勧めで、顕微鏡下で行う手術の恩恵もあり老眼に煩わされること無く長期に渡って執刀が可能です。

当院眼科は医師、コメディカルとの連携が良く検査スタッフの疾患に対する理解も深いため分からない事も気軽に相談できます。緊急時のスタッフの対応も迅速で助け合いの精神にも溢れてります。仕事もプライベートも充実した日々を送りたい方、奥深い眼科の世界で是非ぜひお待ちしております。

診療科紹介

病理診断科

《特徴》

病理診断科では、各臨床科より提出される病理・細胞診検体に対する診断業務(組織診断約2,500件、術中迅速診断約50件、細胞診2,800件)に従事しています。依頼のあった場合には院内解剖も行います。小さな生検材料〜大きな手術材料まで、最新の診断基準をもとに、臨床の現場に直結する分かりやすいレポートを作成することを心がけています。前期研修過程病理診断科プログラムの目的は、以下のとおりです。

病理診断業務

標本作製方法、標本の見方、所見の取り方、レポート作成の訓練を行う。実際の病理診断業務(組織診断、術中迅速診断、細胞診)を行いながら、様々な疾患の理解を深める。

病理解剖

患者様の全身臓器を解剖、組織学的検索を行うことにより、『どのようにして疾患が広がり、最終的に死に至ったのか』考えられる基礎を固める。

疾患を顕微鏡レベルで考える経験は、将来病理医を目指す人のみならず臨床医となる人にも、疾患の理解、患者様の全身状態を把握するのに役立つ礎になるものと期待します。16ヶ月の範囲で研修することも可能ですし、他の臨床科をローテートする際でも興味のある臓器の疾患の勉強に利用して下さい。

《スタッフ紹介》

仙波 秀峰(平成6年卒 認定病理専門医、細胞診指導医、屍体解剖資格

《研修内容》

毎日提出される病理検体の診断業務を通じ、全身臓器の疾患の理解を深めます。当院では、消化器、乳腺、婦人科領域、皮膚等の疾患について多く経験することが出来ます。各種癌取扱い規約を利用した病理診断を行い、臨床へのレポートを作製出来るようにトレーニングします。

細胞診業務にも携わります。特に、病理医、産婦人科医を志す人は、将来細胞診指導医試験を受験することを念頭に、様々な症例を経験することが出来ます。

病理解剖で系統解剖をもう一度勉強することも可能です。臨床医を目指す人も画像診断(レントゲン、CT、MRI、超音波検査)と臓器・組織の変化を関連する良い経験になると思います。全身臓器の組織学的変化、疾患との関連性を考え、患者様がどの様に死に至ったのかを深く掘り下げます。

臨床診療科とのカンファレンスや臨床病理検討会(CPC)を経験し、臨床医との連携の重要性、診療業務としての病理診断の位置づけを理解します。

希望者には、外部病院(大学や市中病院)と連携した研修プログラムも検討可能です。本院で経験することの少ない症例についても、希望があれば対応します(当院では、肺癌、神経変性疾患、血液腫瘍、小児疾患は少ないです)。

《ローテート経験の研修医からひと言》

T.K. 平成26年卒(神戸大学)

初期研修1年目が終わる段階で将来の進路を決定出来ずにいましたが、病理診断科を1ヶ月ローテートして病理医になる決心をしました。ローテートを延長し、細胞の種類から所見の取り方、診断名の決定まで、じっくりと指導してもらっています。学生時代に病理は苦手でも、病理がおもしろくなるかも知れませんよ。

診療科紹介

放射線科

《特徴》

放射線科では、院内臨床各科と地域の開業医さんからオーダーされるX線検査に対する診断業務とIVR検査をおこなっています。地域の開業医さんからは、年間1,000件の検査依頼があります。当院には、MRI(1.5T)2台、CT2台(1台は救急室に設置)、ガンマカメラ、血管撮影装置、X線テレビ、骨塩定量装置、一般撮影投資等の最新機器が揃っています。

手取り足取りの指導はできませんが、各科配属時に患者さんのレントゲン写真についての疑問はどしどし質問に来てください。また、年に数回、基礎的な講義を行う予定です。

《スタッフ紹介》

池田 幸央 部長(昭和61年卒) 放射線診断専門医
非常勤医師 3名 全員が放射線診断専門医です。