診療科紹介

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循環器内科

《専門医取得可能学会》

《特徴》

当院は神戸市垂水区の中核病院として機能しており、循環器内科は40床、ICU6床(外科や脳神経外科などと共同使用)です。中核病院であるため、急性冠症候群や急性心不全など循環器救急疾患が集まります。また1次、2次救急が中心でありCommon Diseaseと言われるような疾患(症候)が多い事が特徴です。更に虚血性心疾患や不整脈に対するカテーテル治療、心臓リハビリテーションにも力を入れており、急性期はもちろん慢性期におよぶ管理も行っています。最近は心臓MRIや心臓核医学検査に新たな機器が導入され、循環器疾患に対してより詳細な病態把握に努めています。

《スタッフ紹介》

  • 藤 久和    副院長(昭和62年卒)
  • 半田 充輝   医長(平成12年卒)
  • 松本 実佳   医長平成13年卒)
  • 小谷 健    医長(平成17年卒)
  • 三村 麻郎   医長(平成18年卒)
  • 中ノ瀬 晃一  医員(平成21年卒)(平成21年度研修医)
  •  

《指導医からのメッセージ》

医学生の皆さんへ。これまでの大学の病院実習を思い出してください。授業で習った知識だけでは臨床はできません。また大学病院やハイボリュームセンターに勤めたからといって必ずしも色々な手技や知識がつくわけではありません。日々リアルワールドで臨床に追われている病院にこそ、現実に即した臨床上の手技や知識の必要性が生まれ、学ぶべきことが次々と発生してきます。当院のような地域に根差した病院は、医師の数も充実しているわけではありませんが、その分各々の医師が果たす役割を発揮しなければまわっていかないのが現実です。その中で考え、磨かれてこそ手技や知識が自分のものとなっていきます。循環器内科では、循環器疾患にこだわらず、我々の同朋として活躍することができる、戦力として一人前の医師を早期に育て上げることに重点を置き、そのことが研修医の先生にとっても、将来の私たちにとっても意義のある事だと考えています。(藤久和)

《研修方針、研修内容》

当科ではなるべく研修医の希望に沿い、重点の置きたい内容(侵襲的な手技や心エコー、病態生理など)を中心に研修できるように臨機応変に対応しています。その中でも最低限身に付けてもらいたい項目は非侵襲的な検査の解釈です。特に心電図や心エコー所見に対しては適宜講義を交えながら、結果の解釈について理解を深めてもらっています。また救急対応や担当患者の治療方針については、指導医の下、主治医として積極的に関わってもらい、実践力、臨床的なセンスが身に付くよう、症候や病態生理から理論的に考察するように指導しています。緊急カテーテルや救急対応があり忙しいこともありますが、実りある充実した期間を過ごせると思います。

良く学び、

よく遊びましょう!!
(ICUスタッフとのBBQ、循環器、脳外、外科、麻酔科集結!)

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内科

《専門医取得可能学会》

《特徴》

消化器領域では食道、胃、大腸癌の早期発見と内視鏡治療を主として行っております。消化器癌は早期に発見し治療すれば治る可能性の高い病気で早期発見に威力を発揮するのは内視鏡です。早期に発見された癌は開腹することなく内視鏡的に切除することが可能な場合があります。

またヘリコバクターピロリ菌は、胃十二指腸潰瘍の原因の一つとして重要な役割を果たすことが明らかにされており、更には胃癌発生への関与も推定されています。感染の有無は、内視鏡で胃の組織を採取しピロリ菌を顕微鏡で探す方法や菌の培養、尿素呼気試験で診断します。内視鏡検査においては出来るだけ苦痛を取り除くために経鼻内視鏡や鎮静剤を用いたセデーションもできるだけ行うようにしております。  

胃ESDの一例

大腸ESDの一例

卒後臨床研修に関して、病院全体でよりよい研修ができるよう努力しております。初期研修2年間で医療全体の基礎を固めるとともに、救急医療の実践をつかめるように指導します。後期研修では消化器疾患全般について消化器・肝臓、膵胆道系の各領域にわたり、上級医の指導のもと豊富な症例を経験することが可能です。内視鏡治療については、上部消化管内視鏡は初期研修で習得し、後期研修以降は下部消化管内視鏡検査・消化管止血術・大腸ポリープ切除術・内視鏡的膵胆管造影(ERCP)を基本とした乳頭切開術(EST)・総胆管結石除去術・胆道ドレナージ術まで習得してもらうことを目標としています。

当院は他科との垣根も低く、スタッフ間のチームワークが良好であり、一致団結して検査・治療に望むのも当科の特徴であり、誠意と熱意のある消化器内科志望の医師を広く求めています。

《スタッフ紹介》

ぜひ、当院にお越し下さい!

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外科

《特徴》

当科の年間手術件数は約550件で,そのうち約400件が全身麻酔下手術です。癌症例としては胃・大腸・肝胆膵癌といった消化器癌、乳がんや甲状腺癌などの内分泌癌を扱っています。癌診療では、診断から初期治療、化学療法、緩和医療まで一貫して行うのが当科の特徴です。また下肢静脈瘤・慢性閉塞性動脈硬化症などの末梢血管外科の症例もコンスタントにあります。日常生活に負担の少ない日帰り手術から、下肢バイパス手術まで幅広く扱っています。さらに腹部ヘルニアや痔核、気胸などの良性疾患、急性腹症の症例もあります。平成27年度は緊急手術症例が年間84例ありました。癌のMajor Surgeryに加えて、血管外科症例、虫垂炎やヘルニアといったcommon diseaseまで幅広く経験できるのが当科の特徴です。

《スタッフ紹介》

  専門分野 趣味
     

《研修内容》

研修医1年目の研修では基本的な手技(糸結び、各種縫合法、手術器具の使い方習得、切開排膿など)に加えて、中心静脈穿刺や胸腔穿刺、気管切開といった実践的な手技も行います。また担当症例については、上級医とともに問診から手術、術後管理までの流れを学びます。またカンファレンスで担当患者のプレゼンテーションを行います。患者の元に足を運んでじっくりと話を聞き、抱える病に寄り添うことが最も大切です。

外科を2年目で選択した研修医は,救急外科症例・良性疾患症例を中心に、様々な手術や処置を経験します。研修医の数が少ないので、本人の熱意と鍛錬次第で症例数が増えていきます。3か月ほどローテートした頃には、執刀医の立ち位置にいるかもしれません。(参考:ある前期研修医の2年次執刀数40例 ラパ胆6例 虫垂炎8例他)

外科はより直接患者の命に関わります。夜間休日に呼び出しがあるときもあります。それでも外科医を志したいと感じた方、是非来て下さい。外科はチーム医療ですので治療方針で悩んだ時、プライベートでうまくいかない時でも、個性豊かなスタッフが支えます。

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整形外科

《専門医取得可能学会》

《特徴》

当院では関節外科(膝・股関節、肩関節等)・脊椎外科・リウマチ・外傷など、整形外科の主要な疾患を多数扱っております。特に専門性の高い腫瘍や小児整形疾患などは、大阪大学医学部整形外科や近隣の専門病院と連携を取っております。

年間手術件数は約700例で、人工関節・関節鏡手術・脊椎外科・骨折などの手術を行っております。一般的にイメージされる整形外科疾患の手術に対応しており、GENERAL整形外科医になるには最適な病院です。また日本整形外科学会、日本リウマチ学会の研修指定病院ですので、今後の専門医取得を見据えた研修も可能です。将来的に専門性を高めるためにも、この一般整形外科の知識がとても役に立つと思われます。

《スタッフ紹介》

藤本 眞弘(昭和56年卒 日本整形外科学会専門医 日本リウマチ学会専門医
日本リハビリテーション学会臨床認定医
木澤 卓嗣(平成12年卒) 日本整形外科学会専門医 日本リウマチ学会専門医
日本整形外科学会運動器リハビリテーション医
日本体育協会スポーツドクター
小橋 潤己(平成12年卒) 日本整形外科学会専門医 日本リウマチ学会専門医
日本整形外科学会運動器リハビリテーション医
洪 洋熹(平成18年卒) 日本整形外科学会専門医 日本体育協会スポーツドクター
渡邉 真生(平成21年卒)  
井元 健太(平成30年卒)  

《研修内容》

1年目は希望により1~2か月間研修してもらいます。2年目は整形外科研修の希望があれば、期間は自由ですが最大9ヶ月間、可能な限り多くの手術や診療に携わってもらいます。

外来診療では指導医の診察・治療・患者さんへの説明などを見学してもらいます。また、創処置、関節内注射、ギプス固定などの手技を習得します。救急患者に対しては指導医と一緒に診察して骨折・脱臼の整復固定などの初期治療を研修し、緊急手術や入院の必要性を判断する能力を養います。手術には1年目は助手として参加して、抜釘や創縫合などの基本的な手技を体験します。2年目は指導医の元で、骨折などの多くの手術を術者として経験してもらいます。毎週火曜日には回診、カンファレンスに参加して症例の提示・治療方針の決定を、金曜日には脊髄造影検査・神経根ブロック等の検査に関わってもらいます。

将来、整形外科を目指される先生で、希望があれば初期研修2年目に後期研修医と同等の研修を受けて頂きます(習熟度に応じて外来診療、病棟主治医、手術執刀医など)。初期研修終了後、継続して後期研修医として勤務して頂くことも大歓迎です。大阪大学整形外科に入局してもしなくても、後期研修は可能です。

我が国は超高齢化社会に突入し、整形外科疾患を抱える患者さんは益々増加しています。また、NHKの総合診療医ドクターGで扱われる症例には、手足のしびれ、脱力、腰背部痛を訴える患者さんが少なくなく、整形外科疾患・リウマチ疾患が鑑別診断として上がることも度々あります。長い医師生活で整形外科研修が役に立つ時がきっと来るでしょう。

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脳神経外科

《専門医取得可能学会》

《スタッフについて》

  • 脳神経外科学会専門医6名(指導医2名)、後期研修医1名の7人体制で24時間365日、脳神経外科診療を行っています。
  • 脳神経外科学会専門医資格の他に日本脳卒中学会専門医(2名 内指導医2名)、脳神経血管内治療学会専門医(2名)、脊椎脊髄外科専門医(1名)、日本脳卒中の外科学会技術指導医(2名)、日本脳卒中の外科学会技術認定医(1名)、日本神経内視鏡学会技術認定医(1名)の資格を有しております。

《週間予定について》

我々の週間予定を下記に示します。

  • 週間予定(PDF:34KB)
  • 主眼は、医療スタッフ全体の情報共有に置いています。
  • 外来は月から金曜日まで行い、定期手術日は月・水曜日ですが、緊急に応じていつでも迅速に対応しています。
  • 朝のカンファレンスとして毎日午前8時30分から前日の検査報告と新規入院患者の報告を中心に行っております。
  • また、本年よりこのカンファレンスには放射線部・病棟看護師・薬剤部・医療クラークからも出席して頂いています。このカンファレンスは教育・指導が目的でありますが、多職種の方々を含めてone-teamとして情報共有することが主な目的であります。
  • ただ、我々は教育・指導に主眼を置いた予定も取り入れています。月曜日午後4時から手術ビデオ検討会・抄読会を行い、金曜日午後4時からは手術室看護師の出席のもと、次週の手術の術前検討を行っております。
  • これら週2回のカンファレンスを通して、研修医や専攻医の先生方には新たな知識を吸収して頂き、脳神経外科の魅力と醍醐味を味わって頂きたいと考えています。
  • 金曜日の術前検討では、図に示すようにホワイトボードや頭部模型を使用して説明することで、知識の整理と発表のトレーニングも行って頂けるようにしています。
  • また、技術的な面では、我々スタッフの指導のもと、卓上顕微鏡を用いた血管吻合やドリリングのトレーニングを行って頂きます。

《当直業務について》

当直業務は月から金曜日は午後5時15分から翌朝8時30分まで、土・日・祝日は午前9時から翌日午前9時までです。
我々は、研修医を含めてすべての当直医は当直明けには休日を取り、24時間日当直に対しては平日に振替休日を取得しております。

《研修方針について》

脳神経外科専門医取得までの4年間で専攻医の先生方は、大枠は脳神経外科学会のガイドラインと我々の基幹施設である神戸市立医療センター中央市民病院の方針に準じて研修して頂く事になります。ただ、特別な基礎知識や技能は必要ではありません。

別表に示す通り、我々は明確な目標を設定して、責任を持って指導させて頂きます。学術的な面では、論文発表は4年間で少なくとも1報は投稿し、学会活動に関しては演者として積極的に発表して頂きます。
我々は常に心体の安定の上に技術的な習得があるものと考えております。当院で専門医取得を目指して頂ける専攻医の先生方には、安心して研修を行って頂き、不安に苛まれることがようにきめ細かいサポートを致します。まだまだ紙面で書き足りない項目や、具体的な内容を十分お伝えすることができない点が多々あります。
もし興味がおありでしたら、一度見学に来られることをお薦めします。施設見学だけでも構いませんので、皆さんのご連絡を心待ちにしております。

脳神経外科

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麻酔科・救急科

《特徴》

当院の年間手術件数は約2,000件で、そのうち1,000件強が麻酔科管理です。外科・整形外科・脳神経外科の手術が多く、そのほとんどが全身麻酔です。朝から晩までかかるような長時間手術は少なく、2~3時間で終わる手術が日勤帯に数多くあるのが当院の特徴です。また、昼間に救急外来で1日数〜10数件、救急患者の診察にあたります。診断がつき次第適切な診療科に治療を引き継ぎますが、どの科が診るべきか定かでない、いわゆる狭間疾患はそのまま救急科で入院主治医となります。

《スタッフ紹介》

馬屋原 拓(平成11年卒 明るく楽しい職場です!
福岡 良祐(平成15年卒) 未経験者大歓迎!
西山 淳二(平成15年卒) 正社員への道あり!
片山 智博(平成20年卒) 救急だけでもOK!(平成20年度研修医)

《研修内容》

手術室では、マスク換気、気管挿管、末梢静脈路確保、中心静脈カテーテル挿入(おもに超音波ガイド下)、動脈ライン挿入、腰椎穿刺など、1年目で一通りの手技を研修、習得できます。初期研修医には(嫌でなければ)できるだけ手技の多い症例を担当してもらいます。また、救急患者が来院したら救急外来に赴き、指導医とともに診察にあたります。

2年目の再ローテートも大歓迎です。再ローテートでは本人の希望により手術麻酔だけ、もしくは救急業務だけの研修もOKです。手術麻酔では希望があれば硬膜外麻酔、末梢神経ブロックなども含め、すべての麻酔手技を納得のいくまで極めてもらいます。救急業務では、1年目と違い指導医とともに入院主治医として患者を受けもちます。

麻酔科・救急科ローテート中は、平日昼間はやや忙しいですが、夜間休日の呼び出しは(強い希望がない限り)ありません。麻酔科・救急科ではオン・オフのメリハリのきいた研修ができます。

手術室と救急外来で皆さんを待ってます!

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皮膚科

《専門医取得可能学会》

《特徴》

皮膚は内外の影響を受けて鋭敏に反応し様々な病変を呈します。いろいろな疾患や治療に関係し皮膚症状が出ることもあるため各診療科(地域の開業医先生(内科外科皮膚科・・)や皮膚科のない病院の先生方)より多くのご相談をいただき、正確な診断に基づく治療の提供ができるよう心がけています。

《スタッフ紹介》

  • 佐々木 祥人 (平成11年卒)
  • 笹瀬 玲奈
  •  
  • 非常勤医師:加茂田 麻衣子

《研修内容》

皮膚科を将来選択する人だけのためではなく、他の科で仕事をする際に当院の皮膚科で研修を行ったことが少しでも役立つような研修内容にしたいと考えています。研修期間に応じて以下の目標設定で研修医の先生とともに勉強を行っています。

皮膚科研修目標(1か月)
  1. 病態を分類しよう。
  2. 真菌顕鏡を覚えよう。
  3. ステロイドのランクを覚えよう。
  4. ステロイドの副作用を覚えよう。
  5. 手術・皮膚生検(単純切除)の方法および部位による違いなどを覚えよう。
  6. 簡単な皮膚病理を覚えよう。
  7. 学会や研究会に出てみよう。
皮膚科研修目標(2か月)

上記+

  1. 簡単な皮膚病名を覚えよう。
  2. 皮膚エコーをしてみよう。
  3. 英語論文を読んでみよう。
皮膚科研修(3か月目)

上記+

  1. 診断を行ってみよう。
  2. 爪処置、光線療法などを行ってみよう。
  3. 症例があれば学会(研究会での発表)をしてみよう。

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泌尿器科

《特徴》

現在、泌尿器科領域の治療は、前立腺癌に対するロボット支援下手術に代表されるように鏡視下手術が増加し、開放手術が減少しています。そのため、マンパワー、手術器具、設備の充実している基幹病院のセンター化が起こり、そこへの紹介が多くなっています。当院では泌尿器癌の早期診断、排尿障害、尿路感染症などに対する診断治療が主となっています。

《スタッフ紹介》

  • 泌尿器科部長 宮﨑 治郎(昭和59年卒)

《研修内容》

初期研修2年目に希望される研修医の先生が当科をローテートすることになります。泌尿科患者の診察、検査(エコー・膀胱鏡検査)。前立腺癌、腎臓癌に対するロボット支援下手術、腎移植術など当院では経験できない手術に関しては神戸大学医学部附属病院で見学して頂きます。過去、当院から2名の泌尿器科医が誕生しています(現在、福岡大学病院、兵庫県立がんセンター勤務)。

診療科紹介

眼科

《専門医取得可能学会》

  • 日本眼科学会 (当院は連携病院として、下記基幹病院プログラムに属しています。)
  •  ◇ 兵庫医科大学病院

《特徴》

眼科は眼球と眼窩付属器を取り扱う特殊な診療科ですが、その中でも眼瞼眼形成、眼窩部や涙道疾患、斜視弱視診療、角膜疾患、白内障屈折矯正、緑内障、ブドウ膜関連疾患、網膜硝子体疾患、神経眼科と専門性が細分化されています。多くの専門分野で外科的治療を必要としますが、ブドウ膜関連疾患並びに神経眼科では内科・脳外科など全身との関連性が強いことも特色で、内科的治療が必要となります。

当院では主に眼科全般の診療を行っており一日の外来患者数は延べ100人、午後は術前検査や視野検査など予約検査を行っています。年間手術件数は800件を超え特に多くの白内障手術症例を執刀しており、また網膜硝子体手術にも力を入れています。網膜剥離などの対応可能な緊急疾患は当日の緊急手術を行います。その他に症例数が多い眼瞼手術、緑内障手術も当院で行っています。斜視手術、眼窩部手術、角膜手術は適宜大学病院や近隣施設に紹介しています。

《研修内容》

細隙灯顕微鏡の使用方法、眼圧の測定、各種検査機器の使用方法などの実践的な指導を行います。外来診療を担当出来るようになるまでにはそれなりの時間を要しますが、入院白内障患者の術前術後の診察からスタートし、網膜硝子体疾患の術後診察、緑内障の術後診察や眼圧管理についての指導を行って行きます。研修の進行具合によりますが、初期研修では霰粒腫や翼状片などの外眼部手術や白内障手術の指導も行います。また、豚眼を用いた白内障手術研修を定期的に設けています。

《スタッフ紹介》

周 允元(平成14年卒 眼科一般、網膜硝子体、白内障
   
   

《スタッフの一言》

全身を診る機会に乏しい眼科はともすれば敬遠されがちな診療科かもしれませんがライフワークバランスに優れ、女性でも働きやすい診療科です。勿論外科診療を志す男性にもお勧めで、顕微鏡下で行う手術の恩恵もあり老眼に煩わされること無く長期に渡って執刀が可能です。

当院眼科は医師、コメディカルとの連携が良く検査スタッフの疾患に対する理解も深いため分からない事も気軽に相談できます。緊急時のスタッフの対応も迅速で助け合いの精神にも溢れてります。仕事もプライベートも充実した日々を送りたい方、奥深い眼科の世界で是非ぜひお待ちしております。

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形成外科・血管外科

《特徴》

2017年4月より形成外科が開設されました。以前より診療を行っていた血管外科も併せて再開しています。形成外科としては、マイクロ―サージェリーを用いた再建(乳房再建、足趾移植など)、切断指再接着を行っているのが特徴です。その他、眼瞼下垂、腫瘍切除など、先天性疾患(口唇口蓋裂顎裂、小耳症など)と美容以外は全般に渡って診療しています。また2017年9月より施設認定を受け、エキスパンダー/インプラントによる乳房再建も行っています。

血管外科に関しては下肢静脈瘤、内シャント手術、閉塞性動脈硬化症などの手術治療を行っております。特徴としては、下肢静脈瘤はレーザー治療を行っていること、閉塞性動脈硬化症は下腿に対するdistal bypassにも対応していることが挙げられます。

《スタッフ紹介》

常勤医師 清水 和輝(平成12年卒 外科専門医、形成外科専門医
非常勤医師 渋谷 卓(昭和61年卒 大阪大学大学院医学系研究科
心臓血管外科 特任教授

《研修内容》

局所麻酔、縫合、デブリードマンなど外科系全てに必要な初歩的技術が身につきます。内科志望だとしても縫合の初歩的技術は医師を続ける限りは必要ですので、早いうちにイロハを身に着けることは有用です。また常勤医1名ですので、マイクロ手術も自ずと第1助手となります。当院は切断指を受け入れていますので、マイクロを覗く機会は短期間の研修であっても比較的多いと思います。肉眼での視野とはまた違った世界がありますので有意義な経験が得られることと思います。

左中指欠損に対して、足趾移植術で再建を行いました

左乳癌術後に対して、遊離穿通枝皮弁で乳房再建を行いました。

診療科紹介

放射線科

《特徴》

放射線科では、院内臨床各科と地域の開業医さんからオーダーされるX線検査に対する診断業務とIVR検査をおこなっています。地域の開業医さんからは、年間1,000件の検査依頼があります。当院には、MRI(1.5T)2台、CT2台(1台は救急室に設置)、ガンマカメラ、血管撮影装置、X線テレビ、骨塩定量装置、一般撮影投資等の最新機器が揃っています。

手取り足取りの指導はできませんが、各科配属時に患者さんのレントゲン写真についての疑問はどしどし質問に来てください。また、年に数回、基礎的な講義を行う予定です。

《スタッフ紹介》

後藤 一 放射線診断専門医
非常勤医師 3名 全員が放射線診断専門医です。

診療科紹介

総合診療科・救急科

《取得可能専門医》

総合診療医とは、『幅広い視野で患者と地域を診る医師』です。
総合診療医は状況を俯瞰的に捉えた上で、自分が果たすべき役割は何か、連携すべき相手は誰か、働きかけるべきセクターはどこかを考えながら、患者や住民にとっての最善を目指して活動します。(日本専門医機構ホームページより)

総合診療領域(当院における総合診療科・救急科)研修について

神戸掖済会病院を基幹施設とする総合診療専門医の取得を目指す3年間のカリキュラムです。3年の研修期間のうち2年を神戸掖済会病院での研修、1年を協力施設である名古屋掖済会病院の救命救急センター研修3ヶ月と小児科研修3ヶ月、聖隷淡路病院で6ヶ月の地域医療研修となります。

 

当院は人口21万人の神戸市垂水区に位置する325床、年間救急搬送台数3500-4000件の二次救急病院です。私たちは総合診療科・救急科医として勤務しており、救急外来での診療および各種疾患(肺炎、尿路感染、外傷、ICUでの重症管理など)の入院主治医が業務の中心です。研修プログラムではこれに加えて一般内科外来、消化管内視鏡検査の研修も行います。救急の比率が高いこと、いわば「救急を入り口とした総合診療」研修が、当プログラムの特徴です。

高齢化が進む日本において、救急と総合診療は重なる部分が大きいと私は考えています。救急受診の患者さんの多くは高齢者で複数の疾患を抱えており、臓器別ではなく分野横断的に診療を進める必要があります。当科のみで治療が完結する場合もありますが、しばしば当科がハブとなり、院内各科の協力を仰ぎ種々の調整をすることが求められます。

自宅での生活困難、生活破綻が救急搬送という形で顕在化する場合も多く、患者さんだけではなくご家族のニーズや背景にも目を配り、院内、院外の他職種と協力して治療のゴールを設定する能力も必須です。地域密着型病院の二次救急は、総合診療研修の場に適していると私は考えています。

当院で研修するみなさんに私たちが望むことの一番は、卒後、日本の地域医療にしっかり貢献して頂くことです。活躍の場はどこでも構いません。患者さんの疾患、患者さんの生活、ご家族の生活、それを取り巻く地域の環境に視線を向け、医療従事者や他職種と協力して働く能力を身につければ、勤務医でも、開業医でも、もしくはそれ以外の形でも、間違いなく社会に貢献できると信じています。私自身もまだまだ未熟ですが、

このような医師になりたいと願いながら、日々働いています。卒後の活躍の場はどこでも構いませんと書きましたが、正直に申し上げると、もし卒後も当院に残り、私たちとともに働いて頂けたらなお嬉しいです。「救急を入り口とした総合診療」研修に興味をもって頂いた方はぜひ見学にお越しください。神戸でお待ちしています。

公益社団法人 日本海員掖済会 神戸掖済会病院
総合診療科・救急科・麻酔科部長 馬屋原 拓

総合診療科・救急科スタッフ

  • 部長  馬屋原 拓(総合診療科・救急科・麻酔科部長)
  • 医長  片山 智博(総合診療科・救急科医長)
  • 医員  新井 啓之(総合診療科・救急科医員:総合診療領域専攻医)
  • 医員  松浦 一義(総合診療科・救急科医員:総合診療領域専攻医)

2021年度診療実績

外来患者延数 
6,596名
入院患者延数
26,158名
救急患者数
6,060名
(内、救急車受入数)
2,263台

学会発表

『高齢者の総胆管結石性胆管炎で保存的治療を選択した場合の予後』
松浦 一義、井上 美奈子、片山 智博、馬屋原 拓
日本救急医学会第48回学術集会2020 

『β遮断薬内服患者のアドレナリン抵抗性アナフィラキシーショックにグルカゴンが有効であった一例』
井上 美奈子、馬屋原 拓、片山 智博、松浦 一義
日本救急医学会第48回学術集会2020

『高齢者の繰り返す嘔吐と意識低下の原因をリバスチグミン製剤による急性コリン作動性諸侯軍と疑った一例』
松浦 一義、馬屋原 拓、新井 啓之、片山 智博、藤 久和
日本病院総合診療医学会第23回学術集会2021

『新型コロナウィルス肺炎との鑑別に苦慮した重症急性好酸球肺炎の一例』
新井 啓之、馬屋原 拓、片山 智博、松浦 一義、藤 久和
日本病院総合診療医学会第23回学術集会2021

『コリンエステラーゼ阻害薬による急性コリン作動性症候群はどの程度見逃されているか』
門口 佳乃子、馬屋原 拓、新井 啓之、松浦 一義、片山 智博
日本内科学会第235回近畿地方会2022

『溺水の原因となった脳悪性リンパ腫の一例』
井上 美奈子、片山 智博、新井 啓之、松浦 一義、馬屋原 拓
日本内科学会第235回近畿地方会2022

論文発表

『β遮断薬内服患者のアドレナリン抵抗性アナフィラキシーショックにグルカゴンが有効であった一例』
馬屋原 拓、片山 智博、松浦 一義、井上 美奈子
日本集中治療医学会雑誌2021; 28(2): 126-127

 

Asymptomatic Hypoxemia as a Characteristic Symptom of Coronavirus Disease
Hirota K, Mayahara T, Fujii Y, Nishi K
:A Narrative Review of Its Pathophysiology. COVID-19. 2022; 2(1): 47-59

 

『Spontaneous hyperinflation of a giant bulla of the non-ventilated lung during laparoscopic cholecystectomy under one-lung ventilation: a case report. 』

Mayahara T, Fukuoka R, Shimada N, Nishiyama J

JA Clin Rep. 2022 Aug 9;8(1):62